犬と並んですごく身近な存在の猫ちゃん、いったいどんな生き物なのでしょう?
よく知っているようで知らない身近な『猫』についての情報をご紹介します。
飼っていてもあまり気にしない情報に視点を当ててみましたので、是非ご覧下さい。
◆猫という言葉の定義とは?
私達が普段使っている猫っていうのは、もう少し細かくいうと「イエネコ」と学術用語では使われているようです。
この「イエネコ」という定義の場合は、「ヤマネコ」や「トラ」、「ライオン」などは含まなず、私達がペットとして接している猫になるそうです。
確かに言われてみると、私が接している猫と、「ヤマネコ」や「トラ」、「ライオン」はあまりにも違う存在ですよね。
これからは、『猫=イエネコ』としてお話をしていきますね。
◆猫はどこで生活していたの?
猫は、ネズミを追いかける、お魚が好きだ、とか言われていますが、どこで生活していたのでしょう?
どうやら猫の祖先は、約13万1000年前(更新世末期にあたるようです。)の中東の砂漠で生活していたようです。
ヨーロッパヤマネコの亜種『リビアヤマネコ』が、祖先にあたるとされています。
『アフリカヤマネコ』とも呼ばれたりしていて、体長約50-70cmくらいなようです。
中東の砂漠という昼夜の温度差が激しい環境で生活していた為、水が嫌いな猫も多いようです。
濡れたまま夜を迎えてしまうと、生命の危機にさらされる為です。
◆猫と犬、どちらが人間と付き合いは長いの?
よく比較される犬と猫、どちらが人間と付き合いがながいのでしょう?
これは、犬や猫が人間と暮らすようになった理由が大きく影響しているのです。
今は、ペットとして一緒に暮らしていますが、昔、遠い昔は飼うメリットが今とは違いますからね。
犬の方が人間との付き合いは長いようです。その理由は、狩のお供や番犬として必要であったからと言われています。
そして、猫は、人間が長期保存する穀物をネズミや害虫から保護する為に生活を共にするようになった様です。
人間が狩猟民族であった頃からの付き合いがある犬、定住して穀物を栽培するようになってから付き合いはじめた猫。
飼う理由含めて知ると納得ですね。
日本には、奈良時代に穀物や経典といった倉庫にあるモノを守る為の番人として輸入されて来たのが始まりとされています。
◆猫らしさとは?
●身体的な特徴
- 体重:2.5㎏ ~7.5㎏
- 武器:鉤爪(かぎづめ)や牙、小さな足音、体臭が少ない
- 狩タイプ:長く追う追跡型(犬は、組織的罠型の狩りです。)
- ざらざらとした舌:毛繕いや、狩をした獲物の骨についた肉まで食べる為に必要な為です。
- 瞬発力・跳躍力・柔軟性・平衡感覚が素晴らしい!
●実は聴覚がすごい!
猫は五感で一番の中で一番聴覚が優れています。
なんと、犬の2倍優れているとされています。その犬も人間の約6~10倍優れているとされています。
音源の位置特定能力も、犬より優れています。
狩で獲物を追い詰める為には必要ですね。
飼い主さんの帰宅を足音で察知して、玄関で出迎えが出来るのも納得ですね。
また、聴覚がいい為大きな音などは苦手なので、気をつけてあげましょう。
●「ゴロゴロ」っていう喉鳴らしの意味は?
一般的にはリラックスしている時に、喉をゴロゴロ鳴らす言われています。
しかし、体調が悪い時などにも苦しさを緩和する為に鳴らす場合もあるようなので、注意してあげてください。
振動させる音のメカニズムには複数の説がありまだ判っていない様です。
●大きな目は魅力!
顔の大きさの割に、かなり大きな眼を持っています。
瞳孔の昼夜での変化もとても魅力的です。
しかしこれは、夜など暗い場所で狩をする為になりますので、写真など撮る時のフラッシュなどに気をつけてあげてください。
◆頭はいいの?
知能は、動物の中でも高い方です。短くハッキリした言葉であれば、ちゃんと認識してコミュニケーションをとってくれます。
しかし、群れで生活する本能がない為、従順さを伴う賢さ発揮してくれません。その事が犬と比べられてしまったりするようです。
「聞こえているし、わかっているけど、気が向かないから言うこと聞かない」っていうのが、猫の本音かもしれませんね。
◆寿命は?
猫を飼っている人にとっては知りたいけど、知りたくない情報ですよね。
室内で飼っている猫は、平均14歳~18歳であるようです。
野良猫の場合は、4歳~6歳程度だそうです。自然はとても厳しい…。
◆何を食べる?
本来は肉食です。なので、ネズミなどの小獣、小鳥、小型の爬虫類などを狩っていました。
また、狩をした後は安全な場所に運んで食べるようです。
飼い主さん所に狩りをした獲物を持ち帰ってきたりするのも、安心できる場所になっている証ですね。
とてもビックリしますが・・・(笑)
魚が好きな理由は、日本特有という情報でした。その理由は、日本人の食生活が魚であった為、そのおこぼれを猫が食べるので言われるようになった様です。
◆ついあげてしまう可能性がある、猫によくない食べ物は?
基本は、キャットフードや猫用のおやつ以外を与えない方が望ましいと思います。
欲しいとおねだりしてきたりして、つい与えてしまいたくなりますが、長く一緒に居て貰う為に我慢しなければいけない事です。
- ユリ・タマネギ等のユリ科の植物。 この事自体は有名なのですが、花粉やゆで汁やエキスでも中毒を起こす危険がある事です。注意したいのは、花粉に気をつける。 ハンバーグやすき焼きなどを料理した器具やお皿にも配慮が必要なことです。
- かつおぶし。 こちらは、ミネラルが多く含まれている為、食べる頻度が多くなると腎臓病や尿路結石の原因になってしまいます。猫は腎臓や尿路系にかかりやすい動物の為、注意が必要です。
●以下の食品も欲しがっても与えないように様にしてください。
- イカ、タコ、エビ、カニ、貝等、アワビ、サザエ、ノリの一部の魚介類
- 生の豚肉
- 牛乳・乳製品
- チョコレート、ココア
- ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、ホオズキなどのナス科の植物
◆おわりに
いかがですか?
今回は猫がかわいいあまり、普段気にする事が少ない情報に目を向けてみました。
なるほど!と思って頂ければ嬉しいです。
猫は、とっても魅力的でかわいいですよね。たくさん知ってあげて仲良くしていきましょう!
ここまでお読みいただき本当にありがとう御座いました。
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